Ｐ５　ＮＥＷＳ　　　　　　　　　ＳＨＯＮＡＮ ＴＡＸ ＯＦＦＩＣＥ　ＮＯ．１３３

平成1２年１０月1日

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　今月１日に南半球のシドニ−で繰り広げられていた20世紀最後のオリンピックが、17日間の全日程すべてを終了して閉会しました。

　今年の五輪では、女性選手の活躍が目立ちました。百年前のパリ五輪ではわずか２％だった女性の選手が今年は38％にまでになったそうです。

　「最高でも金。最低でも金」といって自分にプレッシャーをかけ続けた柔道の田村選手は、金メダルをかけて一番高い表彰台に立ちましたが、準決勝までの気迫は何かに取り憑かれたような迫力を感じました。

　閉会式の日本の旗手となった“Ｑチャン”こと高橋尚子選手は「楽しいから走る」と言って、42キロのマラソンを制しました。20世紀最後のオリンピックは女性の世紀に相応しい競技の連続でした。

　女性の時代は、五輪ばかりでないようで、お隣の中国（日本も同じ）でも女性が実権を握っているそうです。夫にふさわしい条件を動物でいうと次の５つにたとえられるそうです･･

１．鶏のように、“早起きで”

２．犬のように、“忠実で”

３．羊のように、“おとなしく”

４．牛のように、“よく働き”

５．豚のように、“何でも食べる”

だそうです。

　４年後のアテネで開催されるオリンピックでも、この調子だと女性の参加者はもっと増えそうです。

　しかし、世界に感動を与えた、先進国だけかも知れませんが、今の五輪はまた別の面も覗かせています。豪州の先住民アボリジニをめぐる差別問題。商業主義、プロ化を押し進めてきた国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）の改革問題。

　20年間君臨してきたサマランチ会長は20世紀末の五輪を最後に引退します。

１ヶ月にわたるサマランチ会長の現地での宿泊料は１日120万円だそうです。

　IOCの改革、商業や政治に左右されない五輪の将来を、発祥の地で開く21世紀最初の夏季五輪までに、答えを出してもらいたいものです。

　 今月は、電子申告のお話です。

　わが国でも平成15年から、税務申告をインターネットなどの通信回線を使った電子申告で行うことが打ち出されています。

　このための実験が、東京の２税務署管内でスタートします。

　この実験電子申告は、あくまでも実験ですので、実際の申告は別に行うことになっています。この申告方法は、あらかじめ納税者（法人、個人）が、本人であることを確認することが出来るＩＤ、パスワードあるいは電子取引で使われる電子認証（自分であることを確認する電子の印鑑証明みたいなもので、送信時に送られます。）をあらかじめ交付してもらいます。

　申告用のソフトは、国税庁から送ってもらい、そのソフトで申告書を作り、インターネットを経由して国税庁内に設置された電子申告の受付センターに送られます。この受付センターが電子申告の元締めです。

　そして送られた電子申告は、専用回線を使って１日に１回以上適宜に申告者の所轄の税務署に転送される仕組みになっています。

　なお、生命料控除証明書とか医療費の領収書とか他から発行され、添付が要件となっている書類は実験では、一部画像として送るようです。幾ら電送速度が速くなったといっても本番では使えないでしょうから、添付書類は別に税務署に送ることになりそうです。これに旨く対処しないと電子申告は機能しない恐れがあります。

　また、税理士が関与している申告者の場合には、税理士が申告者に代わって電子申告（送信）を行います。

　本番ではこれも問題になると思います。

　電子申告の大先輩は米国で、平成元年からシステムがスタートし、２年後から本格的に稼働し始めました。しかし10年前には電子申告の申告者はそれほど多くなかったようです。そのころの電送速度・方法は今とは比べものにならないほどで、まだハード・ソフトの環境面では不十分であったのでしょう。また当初は、申告者が専門の代理人に出してもらう方法が主でした。ところが最近は、インターネットが普及し大きなデータを早く送ることが出来るようになったことと、自分のパソコンに申告ソフトを入れて直接送ることが出来るようになって急に普及してきました。時代的には日本は良いときに始めると思います。

　サラリーマンは、日本では年末調整で年税額が確定しますので通常は自分で税務申告をしませんが、年末調整のない米国ではほとんどのサラリーマンが申告をします。このため相当件数の申告が出るために処理が追いつかないことも電子申告に頼らざるを得ないのかも知れません。

　用紙を用いた申告書の処理をデータ化するとしますと20％のミスが発生するそうです。電子申告になれば読みとりミスはほとんどなくなります。そこで米国では、2002年（平成14年）までにコンピューターで作った申告は出来る限り電子申告にしてもらい、2007年（平成19年）までに８割を電子申告にしようとしています。

　電子申告になると還付が早くなるとか言うメリットをうたい文句にしていますが、本来の目的は申告のデーター化にあることは明らかです。ですから日本でも必ず大半の申告を電子申告化するはずです。

　現時点では、電子申告が３年後に導入されたときに、税理士関与の申告については今まで通り申告書を持参するものが多いと思います。国税庁はこれをいかに電子申告にするかがポイントになるはずです。そうなったら、行政の利益は図り知れません。税務調査もコンピューター上で大半は完結してしまうでしょうし、申告納税ももっとシンプルになるはずです。

　興味のある方は、インターネット上で調べてみてください。米国の大手会計事務所（今ではサービス会社になっていますが）のH & R Block社のホームページで、10＄以下で申告ソフトを入手することができます。

　また米国の国税庁（ＩＲＳ）の電子申告（e-file）ホームぺージ（http://www.irs.ustreas.gov/prod/elec_svs/)では、所得税のe-fileについて次のようなＱ＆Ａが掲載されています。

Ｑ　有効な電子申告とは？

Ａ　認証されたＩＲＳ電子申告センターから連邦所得税の電子申告をお使い下さい。

Ｑ　パソコンで電子申告はできますか？

Ａ　あなたのパソコンに用意されたソフトとモデムを使って、ご自宅から所得税の申告書を電子で申告することができます。

Ｑ　プシュホン電話で電子申告はできますか。

Ａ 簡易な所得税の申告はプッシュホン回線を使って申告することができます。

Ｑ　高齢者のための申告を補助するアシスタントは用意されていますか？

Ａ　傷害のある方、英語が判らない方や高齢者のために無料で簡易な申告　をお手伝いする職員を用意しています。

　Windows2000奮戦記２

　Windowsを使っていますと，ＯＳが動かなくなったときの起動ディスクは、大変重要です。全然動かないパソコンほど困るものはありません。起動ディスクを使えば、ひとまず動きますし、パソコンに入れてあるファイルをフロッピーに取り出すことができます。またWindows98ですと、CD-ROMにWindowsを入れて上書きインストールして何とか動かすことができる場合もあります。

　この起動ディスク。Windows2Kでは、コマンド操作は出来ず、セットアップをすることができるだけですが、それでも作っておいた方が安心です。

　作成の仕方は、Windows2KをCD-ROMドライブに入れ、d(CDドライブ）:\boot　disk\makeboot　a:　としてＦＤを作ってください。４枚になりますが・・

１、今月のパソコン教室は、

　省略

Last Updated: 10/05/2000