平成１１年９月１日

Washlet

　

　今月は，「ウォシュレット」のお話です。トイレの話からで恐縮ですが，トイレの中ででも読んでください。

　ウォシュレットとは，ご存じのように温水洗浄便座のことです。最近急激に普及してきましたので新しいものかと思われがちですが，歴史はかなり古く，もともとアメリカで生まれました。昭和38年に日本に輸入され当初は「ウォシュエアシート」として販売されておりました。その後，この特許は，

ＴＯＴＯに引き継がれ，今では，アメリカに逆輸入されているそうです。

　「ウォシュレット」は，ＴＯＴＯの商標登録ですが，今では，この名称が一般的に使われています。ウォシュレットの語源？は，戸川純のＣＭで，「お尻だって洗ってほしい。」で流されたように，“Let's　Wash”が

“Washlet”になったようです。

　販売当初は，お尻に電気が流れそうで心配だったのか人気がなかったようですが，その後ＩＣ制御による洗浄，乾燥，暖房，脱臭，抗菌からリモコンまで付く暖まるサービスのせいか，家庭を中心に使われるようになりました。

昨年には累計で900万台を突破し，お尻を洗い続けています。

　ウォシュレットの普及によって，紙が無くて，トイレの中で「オーイ，紙」「神(かみ)に見放された」なんて言うことはなくなりましたが，トイレットペーパーの使用量は減っていないようです。乾燥までじっくり待とうという人は余り多くないからかも知れません。

　トイレットペーパーは日本のものは，上質で肌触りに定評があります。ヨーロッパのものは，概して，吸湿性に悪かったり，昔，新聞紙で代用していたように一度揉まないと使えなかったりするものもあるそうです。

　ところで，トイレットペーパーの使用量は，一日当たり，男性が平均3.5ｍ，女性が12ｍだそうです。この大きな差については，縷々説が囁かれておりますが，未だに，確信を得るまでの報告はなされておりません。秋の夜長に考えてみるのも良いかも知れません。

（重岡『水に流せない話』，TOTOのホームページ等を参考にしました。）

　

　

　これから，12月の初めまで税務調査が多くなります。税務調査は，刑事事件以外は，通常前もって税務署から，納税者又は関与税理士に連絡があります。前もって連絡が無く，急に調査を行いたいとして納税者宅にこられた場合には，通常納税者も予定が詰まっていることも少なくありませんので，その旨を述べて，再度連絡してから調査に来てくださいと答えることは当然できます。

　また，必ず私どもなどの関与税理士に連絡してください。その時は，正確な時間，相手の所属部門，氏名（フルネーム）及び容姿の特徴などをできるだけ詳細にお知らせください。こちらで実在する人物かどうかの確認をとらせていただきます。それまでは入室を禁止してください。

　実際のこの様な場合に，「30分だけで良いですから，お願いします。」といって，始める場合があると聞きますが，まず時間が守られた試しはないようです。

　専門誌などによりますと，最近の法人税調査では、借入金などの負債課目のチェックが厳しくなっているそうです。長引く不況期にあっては，企業の運転資金を捻出するために銀行借入ばかりでなく，社長個人からの借入も増えてきます。通常それについては，問題となるところはないのですが，借入が増えていることには，また違った可能性もないわけではありません。例えば，収入が少ないから借り入れすることになるのでしょうが，収入が漏れている場合にも借入金が増加します。事実ではない経費（支出）が発生しても同じような現象が起きます。如何に利益を出すか四苦八苦しているときにそんな事があるとは思えませんが，税務調査ではそこら辺も見ているようです。　調査手法は，今も昔もそれほど変わらず，時代背景を余り考えず，教科書通りに行われる可能性があります。その為には，記帳をきちんと行ってください。福利厚生費や交際費に会社の事業に関連しないものが含まれていたり，逆に経費となるものが漏れている場合も多々見受けられます。この様な時代であるからこそ，もう一度見直してください。

　

　先月号でお話しした相続税などの申告をする際の評価通達が改正され，公表されました。その内のいくつかを紹介します。

Ａ．同じ道路（路線価）に面している土地でも，区画整理されて正方形に近い土地と３角形のように歪な土地（不整形地）では，同じ地積でも，不整形地の方が整形地に比べて処分価格は低くなります。そこで，このような不整形地については，評価額を減額した計算が認められています。その中では，従来，不整形地の程度，位置及び地積の大小に応じ，近似整形地等の価額から，その価額の30％までの範囲で適当と認められる金額を控除するとされていました。今回の改正では，最大４割の減額ができるようになりました。

（評通20，付表4,5）

Ａ．従前は，無道路地の評価は，原則として，道路に接する通路を基に評価した価額から３割の範囲で相当とする割合を控除して求めていました。改正では，もう少し詳しく規定され，４割までの減額が認められることになりました（評通20-2）。無道路地の時価といっても，実際のところ，その地に接する地主の方しか購入することはないと思われますので，この評価でも実状にあっているかどうかは疑問です。

　

Ａ．改正によって，計算式に賃借割合によって評価するとされました。賃借割合とは，課税時期において実際に賃貸されている割合を考慮したものですが，一時的に賃貸されていなかったものについては賃貸割合に含まれます。今までは，空室が有ればその部分は評加減できないという風潮になっていましたが，一時的なものは除くことを明らかにしました。前号でも同じ事を書きましたが，木造の中古アパートが売買される場合には，賃貸人が，一人でもいれば，売買価額は減少します。逆に殆ど埋まっている賃貸物件は，利回りが良くなるために高くなるのは当たり前なことです。問題は，今年１月１日から適用とされていて昨年の相続には適用がないことになりますが，私は，社会情勢等が変化した訳でもないので，これからする申告については，この様に評価しても良いのではないかと思っています。しかし既に空室割合を出して評価して申告してしまった場合には，残念ながら難しいと思われます。

　2000年問題　Y2K

　

　今回からパソコンの2000年問題について対策をお知らせいたします。

　まず，Windows95や98などのＯＳの対策です。

　まず，2000年問題修正プログラムを入れてください。インターネットから取り出せます。

　次に，通常一番下にある「スタート」などのあるタクスバーの一番右側に時間が表示されていると思いますが，そこにマウスを動かして矢印を置いてください。日付が表示されます。そこが99年＊月＊日の年号のところが二桁になってましたら，４桁表示に変えておいてください。「コントロールパネル」の「地域」の「日付」タブで変えることができます。

　

　前回お知らせいたしましたが，秋の九州旅行を企画しております。多くの皆様に参加して頂きたく，お時間がとれましたら，是非ご参加ください。

　省　略

　

１、今月のパソコン教室は、

　省　略

２、Ｐ５のホームページ

　省　略